ビジネス書続きでこんな本を読む。
マーベルの映画はボチボチ観ているけれども、そこまでフリークではない。
が、ディズニーCEOの自伝の中に買収のストーリーがあり、買われた側の話も読んでみようという感じ。
本書の内容自体は、マーベルの創業から発展、現在に至る歴史。
タイトルに「知られざる」となっているけれども、何か物凄い秘密が書かれているわけではない。
「知られていない」話をオーバーに書くと「知られざる」になる、そんなレトリックだろうか。
更に言うと帯にある「全く新しいクリエイティブメソッド」は殆ど描かれていないように感じる(コミックの制作体制の話?映画監督の起用方法の話?と思い返してしまう)ので、その辺を期待する向きにはちょっと的外れな本かも知れない。
なんというか、マーベル歴史というのはコンテンツのマネタイズの歴史なのかな。
会社の浮き沈みと連動して、キャラクターの権利を貸し出したり担保に入れたり、奪い合ったりして、大の大人が争う歴史。
なるほど、スパイダーマンがマーベルに戻ってきたのはそんな経緯があったのね、とか。
なんとも微妙な感じがしたけれど。
まぁ、ご参考ということで。