なんとなくビジネス系の本を読みたくて積読在庫を漁る。
比較的若いビジネスパーソン、それも女性に親和性があるしつらえで編集されていると思うのだが、出版社創業社長による仕事に対する心構えを解いた本。
というまとめでいいのかな?
読んだ感想としては、共感できるところ多数、良い本だし若いビジネスパーソンに広く読んでほしいと感じた。
オジサンになって若いビジネスパーソンと向き合う時に、日々悩むのが「力加減」なのである。
オジサンたちの世代は、かなりブラックな労働環境も経験していて、それをどうやって生き残るのかという創意工夫もしてきたし、そのアレコレが今の力を形作ってきた実感がある。
しかし、それを今の若者たちにどこまで伝えるのか、どこまで求めるのかが、非常に難しい。
著者はそれを、明るく楽しく、突き抜けた感じで述べている。
もちろんブラックを推奨しているわけではないけれど、仕事に夢中になること、楽しむことをわかりやすく語ってくれる。
特に、なんでも楽しむ能力について言及していて、これは小生も日々意識していることなので、とても共感。
毎日の料理は仕事と言って良いと思うけれど、それを嫌々やる人も居れば、楽しんで取り組む人も居る。
要するにそういうことだ。
そして著者は言う。
人生はプロセスなのだから、生きていることそのものを楽しめなければ意味がないと。
ほんと、そうですよ。
まぁ、ご参考ということで。