何の気なしにKindle日替りセールで本書を買う。
仕事上の課題感、「俺ってマネジメントできてるんだっけ?」という解消できない問いの答えに近づきたいという思いもあり、拝読。
ちなみにレビューも結構高いのである。
内容はタイトルの通りではあるのだが、真面目に考えさせられる提言が多く、はたと考えさせられる。
マネジメントの立場にある人間は、まずセルフマネジメントから、とかね(苦笑)。
一番心に残ったのは「人は強みによって雇われるのであって、弱みではない」という一文。
前段だけなら「そりゃそうだろう」なのに、わざわざ「弱みではない」と付けているのは何故か。
強みを評価されて入社したのは確かなのだが、我々はその人の弱みばかりに注目し、「ここができていない」「あの辺がまだまだ」と欠けているピースを埋めようとする。
そうではない、雇われた理由である強みをうまく組み合わせ、組織の目標を達成するのがマネジメントだろ、と言っているのである。
こんな記載もある。
満員電車に乗り合わせた人たちは「組織」ではない。
しかしそこで誰かが突然倒れたとすると、その人を介助するという「共通の目的・目標」が生まれ、それぞれの「出来ること・得意なことを活かした役割分担」が行われ、連携するための「コミュニケーション」が発生する。
これが組織なのに、あなたの組織はただの満員電車になっていないか、と。
怖い、怖すぎる。
そんなことになっていたら…。
いやー勉強勉強。
まぁ、ご参考ということで。