先日、マンションの大規模修繕のコンペを評価する話を書いたけれども、あの出来事を思い出すような場面に、昨日も仕事で遭遇した。
ホワイトカラーの仕事では、複数の選択肢から比較して意思決定するタイプのものが折々に登場する。
「星取表」なんていうのを作って資料化することが多いけど、問題は星取表の項目なんだよね。
ズラッとスペック一覧を並べても、膨大になりすぎてよくわからなくなることが多いし、わかりやすくするために特定の選択肢が目立つような星取表になってしまうと意味がないし。
どんな項目を抽出するのか、それによって選択肢に差が出るのか?
そこに知恵を絞るのが頭の使い所、ホワイトカラーの付加価値なんじゃないかと思う。
言ってみれば「決め方を決める」というところだろうか。
決め方を決めるのは、なかなか頭をつかうので、みんなやりたがらず、他人にそれを求めてくる。
意思決定を他人に押し付けようとするのは、意思決定の責任を負いたくないから、あるいは意思決定そのもののストレスから逃げたいから、というのもあるけれど、決め方を決めるのに頭を使うからじゃなかろうか。
逆に言うと、そこをやってあげれば、「居ると助かる人」「なくてはならない人」になれるんじゃないかと思うんだけどね。
まぁ、ご参考ということで。