前作を読んでケトルベルトレーニングを継続していることもあり、最新刊を入手。
ケトルベルトレーニングの良さを述べるとすると、人間としての極めて汎用的な動きが快適になることだと思う。
スイングを中心に、単純な動きを正しく、美しく繰り返していくことで、さまざまな動きに対応できる身体を作っていく。
本書は「アドバンス」というくらいなので、その単純な動きを更に深掘りしていくという、超マニアックな本。
未読の方は前著「ケトルベル・マニュアル」を先に手に取ることを間違いなくお勧めする。
単純な動きを正しく、美しく繰り返すというのは、武道にも通じるように思う。
だから馴染むのかもしれないが、当たり前のことをしっかり突き詰め、生活の中心に据えていく、これこそ「道」。
武術と武道は何が違うのか、というのはよくある質問だが、武術は技術体系そのもの。
武道とは武術を中核に据えたライフスタイルだと思っている(物凄いライトな表現だけれども)。
なので、本書で説くことも「ケトルベル道」。
無理をしすぎず健全にトレーニングを続けていく道である。
まぁ、ご参考ということで。