人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

問題の見える化

こんな本を読む。

 

Kindle日替りセールで買った本だろうか。

この歳でビジネススキル向上の本はもういい加減食傷気味だし、不要なんじゃないかとも思うのだが、そう感じだしたらオジサン化の始まりではないか、とも思い、やっぱり読んでしまう。

 

本書で推奨しているのは、毎週日曜日の夜に、不安に思っていること、ストレスに感じていることを紙に書き出すというもの。

書き出した後は単純で、解消できるものと解消できないものに分けて、解決できるものはタスク化してtodoリストに転記、順に潰していく。

 

解消できないものに関しては改善のアクションはするが、どちらかというと期待値を下げることで受け止め方を変えるというイメージだろうか。

解消できないものの代表が人間関係にまつわるものと説いていて、相手に変わって欲しいというものは解消できないので、こちらの受け止め方や働きかけ方を変えるしかない。

 

非常にシンプルで、特別な内容ではないのだが、きっと効果はあるのだろうと思う。

著者も説明しているが、ストレス要因を書いて目に見える形にするというのがポイントで、書いて眺めてみると、案外大したことではなかったりするのだ。

 

著者はそれを「幽霊と同じ」と言い、見えないから怖いと思うけれど、明るいところで見てしまえば「なぁんだ」となるんだと。

見える化の力、文章化の力だなと。

 

それにしても。

著者は新卒で野村證券に入社し、その後の経験を踏まえて本書を記しているのだけれど、まぁ大変なところだなぁと。

 

小生が新卒で入社した銀行も似たり寄ったりだったけれど、これからは流行らないだろうし、本当に賢い子は選ばないよなぁとも思う。

小生の古巣も含め、今はどうなのかわからないけれど、組織のあり方を根本から問われる時代だよなと、蛇足ながら感じた次第。

 

まぁ、ご参考ということで。