日々の仕事にどのようなスタンスで臨むのか。
行きつけの美容室にこんな本が置いてあったので、思わず読みつつ、そんなことを考える。
著者は有名な料理研究家で、本こそ読んだことはなかったのだが、どんな料理を紹介している人なのかはなんとなく知っていた。
本書では、著者による最新のレシピと考え方、そして後半に著者の来歴とエッセイが綴られている。
料理など滅多にしない小生が、思わず本書を買ってしまったのは、通底するストイックさに惹かれてしまったから。
簡単なものごとに、どれだけ厳密に取り組むか。
既にシンプルな手順から、さらに削ぎ落とすものはないか。
効率を追求する一方、決して機械的にならず、ムラや強弱をあえてつけることで、味わう余地を残す。
それを料理という毎日の取り組みの中で追及していく。
まさに武術と同じ世界観のように感じるし、それを「仕事」の中で体現していることに敬服したのである。
また新たな年が始まった。
今年もストイックに、仕事に取り組んでいきたい。
まぁ、ご参考ということで。