人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

変わらないビジネスモデル

昨日、故あって日本橋三越本店に行く。

平日の昼に会社を抜け出したのだが、まぁ凄い人である。

 

コロナ禍の最中なので、往時の混雑ぶりからは落ち着いているが、地下の食品街は、それでも「ついでに家族に土産でも」という思いを断ち切るほどのレジ行列。

主に年配の女性が中心。

 

上層階にエスカレーターで上がっていく。

上に行くほど客は減るものだが、なかなか減らないのが、さすが三越本店。

 

目的の店舗にたどり着くが、時間のかかる接客なので待ち時間が長い。

ネットで事前受付とか予約とかしてくれたらいいのに、と思いつつ焦る。

 

いざ自分の番になると、年末のスケジュール進行で思った通りことが運ばないことを告げられる。

もしやと思い、事前に家人が問い合わせた話と違うと伝えると、無理を通してくれることに。

 

あぁ、これが百貨店の対応なんだな、と思う。

昔ながらなんだが、その分融通を効かせられることができる。

 

良いのか悪いのか、結局良くないよね、という選択を我々はしてきたような気がする。

用事を済ませて、フロアをざっと眺める。

 

素敵な品々がバラエティ豊かに並び、気分は上がる。

でも、こういうお店も良いが、専門店ならもっと広いフロアにもっと沢山の品が揃うけどと、結局違う選択を我々はしてきたような気がする。

 

一階の化粧品フロア。

ここばかりは客は少なく、接客もできない店員は手持ち無沙汰で立っていて、商品は透明なカバーばかり。

 

店を出てから思い出す。

百貨店といえば、華やかな店舗をイメージするが、商売の源泉は外商。

 

あの商売は変わらず続いているんだろうか?

そんなことを考えながら、会社に戻る。

 

まぁ、ご参考ということで。