人事・評価制度、社内提案制度、業務改善プロジェクト、各種営業施策。
会社にはいろんな制度や施策があるけれど、それら全てには、前提がある。
それは人材の質であり、組織の質ともいうべき社風・組織文化である。
人材の質と施策のレベルがマッチしていなければ、機能しないのは自明。
いろんな施策に取り組みたい、それこそ経営上の選択肢を増やす営みだから。
しかしそのためには、施策のレベルについていけるだけの人材の確保と育成が必要だし、それだけの人材が集い、育つだけの組織風土がなければ維持できない。
こんな本を読む。
漫画「宇宙兄弟」を題材に、チームビルディングの在り方を語った本。
ちなみに小生は一巻しか読んでないが、それなりに楽しめたし、お好きな方であればなおのことかと思う。
漫画だから、というのは傍に置いておくとしても、別途読んだ本などで見聞きしたところでは、宇宙開発の現場に選ばれる人というのは、まず人格者であり、その上で能力やフィジカルに優れた人物のようである。
命に関わるミッションを長期間の閉鎖空間で遂行するわけだから、人格者でなければチームが成り立たない、とのこと。
人格や能力が備わったメンバーが整ってこそ、いろんな施策が生きるんだよなぁ…。
などと、本書を読んで遠い目になってしまった。
まぁ、ご参考ということで。