人生100年時代の本質は、生活費を賄うための気力・体力・経済力が長く求められるようになった、というかと思う。
先輩世代は、人生はフルマラソンで42.195㌔走れば引退と言われていたものが、我々はレースの途中で50㌔、いや100㌔のウルトラに変更すると言われているような感じか。
もし本当にランニングでそうなったら、ペースを一気に落とさなきゃ走りきれないんだけどね。
それはそれで一つの示唆ではあるのだが、退職金をもらって引退と決められない以上、なんとか働き続ける算段を作らなければならない。
思わずこんな本をまた読んでしまう。
この本ではライフプラン、マネープランなど、幅広い計画の立て方が掲載されているのだが、仕事に関しては、時間をかけてコツコツと独立できる計画を立てることを推奨している。
小生も始めるなら早い方が良いだろうと思う。
特に大きな会社のサラリーマンは、直接お金を生まない仕事に携わりすぎている。
しかもそれが長く続いてしまうものだから、会社が出ていって欲しい歳になっても、外で生きていく術がないから出ていけない。
余生を過ごし切れる退職金や年金が貰えるなら、人生を捧げるに値するとは思うが、そこまでの待遇が得られないのに放り出されるのだとしたら、ちょっと刑務所に近い。
副業を禁止して自由を拘束するなら、なおのこと。
会社と個人の良い関係を維持する意味でも、ほどほどの年齢になったら独立を促していけるように、副業は解禁してあげた方が良いと思うのだが。
解禁するだけでなく、支援体制やちょっとしたインセンティブも必要だとは思うけれど。
まぁ、ご参考ということで。