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アパレルと出版は昔から最も経営が難しい業態なんじゃないかと思っている。
ヒットを作るのと、在庫のコントロールが高難度だからだ。
大手のコンサルティング会社で、アパレルを専門に勝負してきた著者による、業界展望と戦略指南の書。
世界の成功事例や注目企業にも触れられており、よくまとまった良書だと思う。
日本市場についていえば、人口が減少するだけでなく、最も服を買う年代の高齢化も控えており、サブタイトル通り供給側は半分になってもおかしくない未来が待っている。
しかし世界に目を向ければ市場は成長しているし、日本ブランドの信頼性も高く、撃って出られない事はない。
市場構造的に、今から千億円規模の企業を作るのは難しいかもしれないが、そうでなければ道筋はありそうだと感じさせてくれる。
結局は「やるか、やらないか」。
真剣に考え、努力すれば道は拓けるのだ、という気持ちになれる。
ファッションは日本のプレゼンスが大きい分野でもあるし、ぜひ業界の皆さんには頑張って欲しいと思うし、小生も機会があれば応援したい。
まぁ、ご参考ということで。