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やはりこれもKindle日替りセールだったろうか。
コンサルティングやマネジメントの仕事をしていると、正しい問いを発することの重要性を嫌というほど思い知らされる。
ビジネスにおける難解な局面は、解決すべき問題が何なのかが分からなくなっている場合が多い。
その時に「解決すべき問題は何か?」「解決しないとどうなるのか?」「誰がその問題に当たるべきか?」といったことを問うことは、非常に大事である。
解決すべき問題の難易度が一見高そうでも、細分化したり突き詰めていけば、大抵糸口が見えてくるもの。
なので、大事なのは答えではなく問いの方なのである。
さて、本書は長年にわたりコンサルタントとして活躍してきた著者が、有益な問いを立てることでビジネスの課題を解決できた事例・エピソードを紹介しつつ、読者にその有用性やバリエーションを伝授するというもの。
問いそのものに特別凄いものはないのだが、エピソードは読み物としてなかなか魅力のある内容だと感じた。
「自分の死亡記事が出るとすれば、どんな風に書かれたいか?」
「あと3年で死んでしまうとしたら、なにをするか?」
ね、ほんと大事なんですけど、なかなか…。
まぁ、ご参考ということで。