人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

使い放題の誘惑

最近通信キャリアをmineoに変えた。

妻と揃えたかったのと、ちょっと面白そうなサービス開発をしていたので、どうしてもMNP をする必要性に迫られていたわけではないのだが、変更してみたのである。

 

mineoのオプションの中に、速度は500kbpsに落ちるものの、月額350円でパケット使い放題というものがある。

500kbpsにピンとこない人が多いと思うが、お店なんかの公衆無線LANを掴むとよくあるレベルの速度、「ちょっと遅いな」くらい。

 

これはちょっと試してみるべし、ということで申し込んだのだが、これは悪くない。

音楽ストリーミングは全く問題ない。

 

YouTubeもちょっと粗いし少し待つが十分見られる。

Amazonプライム・ビデオは待ち時間や停止する時もあるが、調子が良いとスムーズに見られる(画質は落としてあるがスマホの画面では違いはわからない)。

 

毎月、ギガを使い切ることが殆どない慎重派なので、計画的に消費していけば速度制限など恐るるに足らずなのだが、その「計画的」という動作が不要というのが堪らなく快適である。

Wi-Fiもオフにして死んでいる野良Wi-Fiをつかんでイライラすることもなく、アプリでオプションのオンオフが簡単にできるので、必要な時だけ通常速度に戻せば良い。

 

そのうち「やっぱり遅い!」となるのかもしれないが、しばらく使ってみようと思わせるだけの魅力が、使い放題にはある。

昔読んだ新規事業開発の指南本にも、使い放題のモデルを取り入れてみるというアイデアはあったので、誰もが一度はチャレンジすべきテーマなのかも。

 

このオプションが果たして事業として利益を生んでいるのかはわからない。

しかし、金払って速度を落とすなんていう常識の逆を行きながら、ユーザーを虜にしているのなら、なかなか痛快ではないか。

 

まぁ、ご参考ということで。