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購入のきっかけはKindle日替りセールだったと思う。
歴史関連の一般教養として、またリーダーシップやマネジメントに関わる興味としてポチる。
確か岩波文庫の「君主論」は昔読んだことがあったと思うのだが、その時は「ふーん」で終わっていたような気がする。
本書はイタリア語学者による解説書。
内容の概略や読みどころもさることながら、マキャベリの人物像や君主論を書いた背景、その後などについて説明されている。
テレビ番組と連動した本なので、番組で行われた元外交官から見た君主論についての対談も収録されており、興味深い。
有名な話かもしれないが、君主論は浪人時代のマキャベリが、官僚としての有能さを自らアピールするために書いた本。
現場で苦労したリアリズム、外交官として海外を見聞した知識が反映されており、マキャベリのその他の書簡と合わせて紐解くと、職業人としての真摯な姿勢が垣間見られ、個人的にはマキャベリの人物像を見直す機会となった。
しかしね、今時に転職活動で本まで書く人、居る?(小生はパワポで提案書を作ったことはあるけど)
それだけの情熱があるんだから、雇えばよかったのになぁ、なんて。
まぁ、ご参考ということで。