人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

文句を言い合えるのも良い人間関係

職場の人間関係というのは、ともすれば綺麗に丸く納めたいものである。

揉め事は無い方がいいし、文句は言われるのも言うのもしんどい。

 

なので、普段の仕事では、相手の立場になって考え、先回りをしながらコミュニケーションをとり、時に空気まで読みながら、文句が出ないように日々取り組むのである。

しかしそれでも、至らずに文句を言われることも、言わなきゃいけないことも、避け難く起きてしまう。

 

もし、文句を言われてしまったら、まずは「ごめんなさい」と、「言ってくれてありがとう」という気持ちが大事だと思っている。

職場というのはある程度クローズドで継続的な人間関係だ。

 

そんな中で、相手の信頼を裏切ったのだから、それはまず「ごめんなさい」である。

そして、文句を言っても反論されたり、その後の人間関係が微妙になって仕事に支障をきたすかもしれないのに、勇気を持って指摘してくれたことに対して、「言ってくれてありがとう」だと考える。

 

そして、言う方も同じだ。

別に相手を非難して謝罪させることがカタルシスなわけではない(残念ながらそうとしか思えない人も時々居るが)。

 

より良く仕事を進めることによって、会社として成果を勝ち取り、共にその果実を享受するために。

そしてその文句を通じて、相手にとって改善と成長の機会にして欲しいという、大袈裟にいうのなら仲間としての愛情も込めて、言っているのである。

 

文句を言い合えるのも良い人間関係。

まぁ、ご参考ということで。