人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「賢明なる投資家」 読了 〜古典中の古典は現実的〜

リンクを貼る。

 

賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
 

 

 

この本、金融業界では多分有名だと思うのだが、世界的な投資家であるウォーレン・バフェット氏がバイブルとした一冊なのである。

Kindle Unlimitedに存在していたので、これを機に読んだ次第。

 

非常に長い本で、新書三冊分くらいはあろうか。

古い本ではあるものの、投資理論と言われるものの大半の部分がカバーされており、非常に読み応えがある。

 

「で、結論はどうなの?」というのがもっとも関心を惹く部分だと思うが、残念ながら簡単ではない。

株式投資についていえば、その事業を「持つ」と考えたときに、将来性があるのか、それが割安なのかを厳しく問う。

 

そして、目先の鞘取りはどんな人間にも不可能であるという前提のもと、長期の投資戦略を求めている。

誰しも、目先の上がった下がったが気になるものだが、そこに動じてはいけなくて、あくまでも長期のパフォーマンスで勝負する姿勢こそ、わかっていてもなかなか実践できないポイントだと感じた。

 

本当の答えは、いつも目の前に転がっているのだが、それは必ずしも甘くない。

そんな事を想起させる本であった。

 

本格的に投資を考えている向きには、一読を勧めたい。

まぁ、ご参考ということで。