人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

1,000人が考え、100人が実行し、1人が勝つ

シリコンバレーではこんな風に言われていて、だからとにかく着手し、諦めずに戦い抜くんだ、みたいなことをネットで読んだのだったろうか。

実際にクライアントと検討した新規事業のアイデアが、他社に先んじられたことは一度や二度ではない。

 

新規事業コンテストの審査に入っていて、選りすぐりと言われた数プランが、全てクライアントと過去に検討したネタだったこともある。

浅い関わりも含めれば、年間三桁を超える新規事業アイデアに触れる生活を何年も続けていれば、そういう風になってしまうのかもしれないが、まあそれよりも、だいたいみんな同じような事を考えるのだ、と受け止める方が自然。

 

で、ありきたりのアイデアかもしれないが、とにかくやってみるヤツは一割しか居ない。

他にやっているヤツが居るというだけでやる気を無くす人もいるし、「差別化」「競争優位性」をひたすら吟味し、疲れ果てる人もいる。

 

とにかくやってみる、というアクションだけで、そのテーマに関しては上位一割に入れる。

そこから先は正直、運の要素が大きいと個人的には思う。

 

事業の成功は、やはり「天の時、地の利、人の和」が揃わないと、なし得ないからだ。

もちろん、それら全てを引き寄せる努力はするのだけれど。

 

仮に運を味方につけられなくても、努力でトップ10くらいには食い込めるかもしれない。

そこまで行けば、1,000人の中では上位1%、偏差値70越えであり、そこまでやった経験は、事業として大成功しなくても、必ずノウハウになる。

 

とにかくやってみる。

運をコントロールするくらい努力をする。

 

その先には必ず得られるものがある。

この言葉は、そういうメッセージだと理解している。

 

蛇足だが、時々「見たことも聞いたこともない」アイデアに遭遇することがある。

それはそれで凄いことだし、感動もするが、でも結局は実行に移してナンボだし、やっぱり事業の成功は「天地人」で、凄いアイデアでも上手くいくかはわからない。

 

時々、新規事業は、斬新な発想をすることだと思っている人がいるのだが、全然そんなことはない。

まぁ、ご参考ということで。