こんな記事があって。
有料会員向けなので、頭しか見られないと思うのだが。
元々コンサルティング会社というのは人の出入りが多いのだが、ここ数年は業容拡大に伴う「入り」が多かったかと思う。
本記事は同社のグローバルな組織再編に伴って、某国の意向が…みたいなアングルなのだが、それの真偽は別として、コンサルティング業界の転職が他の業界と違う特徴は、チームで移籍することがある、ということだろうか。
移籍先も移籍元もある程度理解の上で、ということもあれば、表立った動きではないけれど、それぞれバラバラと移っていき、気がつくと同じチームが出来上がっている、ということもあると聞く。
そしてクライアントも「人」に付いているので、案件ごと移っていく。
普通の会社員ではなかなかピンとこないと思うのだが、実態としてそういう世界なのである。
とはいえ、あまりにエゲツないのは問題になるのだが…。
今でも社員に転職後の競業避止義務を課す会社は多いと思うが、コンサルティング業界のようなプロフェッショナルと呼ばれる世界は、そんなことしたら誰も転職出来なくなるので、煩くは言われない。
プロフェッショナルというのは、クライアントもパートナーもメンバーも、組織の肩書ではなく「人」に付く世界。
裏を返せば、競業避止義務が課せる仕事というのはプロフェッショナルではないということでもある。
新しい働き方が問われる昨今であるが、一人一人の働き方は、どちらに向かうのか、そんなことを考えさせられる事件であった。
まぁ、ご参考ということで。