人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「暴走するネット広告」 読了 〜ビジネスの一般常識として〜

末尾にリンクを貼る。

Kindleの日替りセールでオススメされ、最新状況をカバーしたく、購入した一冊。

 

現在のネット広告市場に対して、取り立てて問題意識があるわけではないものの、新規事業開発の構想には、折々「広告モデル」が登場することもあり、拝読した。

本書は、NHKスペシャルの書籍化という立て付けもあって、番組構成と連動するような形で記述が進んでいくので、テレビのようといえばそれまでだが、読みやすいのは確かである。

 

フェイクだったりアドフローだったり、問題になる事例と、その底流に潜む低いモラルといったことまだ含め、丹念に取材しており、読み応えがある。

本書の趣旨としては、「これだけ巨大な市場になったにもかかわらず、まだまだ未整備」というものではあるのだが、裏を返すと、なかなかにビジネスチャンスは潜んでいそうであり、故にグレーなチャレンジをしてくるプレイヤーも後を絶たないのだろうと推察する。

 

いずれにしても、これからビジネスを構築しようと検討するプレイヤーにとっては、一般常識として抑えておいて良いのではないかと感じた。

まぁ、ご参考ということで。

 

 

暴走するネット広告: 1兆8000億円市場の落とし穴 (NHK出版新書)

暴走するネット広告: 1兆8000億円市場の落とし穴 (NHK出版新書)