人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

社外に友人はいますか?

小生の場合、転職を沢山してきたし、人材エージェントという、人に会いまくる仕事をしてきたこともあって、社外の友人・知人の数は、今所属している組織全員を合わせたより多い。

そういう人って、おそらく大企業勤めであればあるほど、珍しいんじゃないかと思う。

 

地域や趣味の繋がりを持っている人はそれなりにいるだろうが、たぶん仕事の話にはあまりならないのではないか。

何が言いたいかというと、仕事についての会話ができる社外の友人は、沢山いた方がいいよ、ということ。

 

企業に所属して、基本は「家と会社の往復」という生活を続けていると、ほぼ社内の人間関係に閉じていく。

そうなると、自分の(会社の)仕事の進め方が正しいのか正しくないのか、早いのか遅いのか、厳しすぎるのか緩すぎるのか、じつは良く分かっていない。

 

そして、会社の中で見たことがないものは、全て未知の領域に入ってしまうので、やったことがないことにどう取り組んだらいいかわからなくなり、思考が停止してしまう人は、結構多い。

そんな社員だらけの組織があったとしたらどうなるのか、そんな社員にどんな未来があるのか、あえて説明する必要はあるまい。

 

では、社外の友人を確保するには、どうしたらいいか。

社会人になるまでに出会った友人達と旧交を暖め、仕事の会話をしてみるのもいいかもしれない。

 

社外の接点である、取引先の人と仲良くなるのも面白いかもしれない。

金とパワーと時間の都合がつくなら、ビジネススクールに通うのもいいだろう。

 

もう一つ小生が提案するとしたら、人材エージェントに転職相談をしてみる、というのもあるかもしれない。

突っ込んだ話をしていけば、自分や自社がイケてるのかイケてないのかがわかるし、今の企業のトレンドというのも掴めてくる。

 

いま具体的に転職を考えている訳ではないのに申し訳ないと思ったり、強引に転職させられたらどうしようと心配になったりするかもしれないが、あまり気にしなくていいと思う。

優秀なエージェントほど、まだ真剣に考えていない人との出会いを大事にするし、強引に転職させるようなこともしない。

 

結果的にお世話にならなかったとしても、友人で転職を考える人がいたら、そのエージェントにつないであげるだけで、十分な恩返しになるものだったりするし。

まぁ、ご参考ということで。