人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人間関係の構築をあせらない

小生、学生時代までは、人間関係においてはそれほど積極的ではなかったと思う。

好き嫌いもそれほどないし、奥に引っ込んでいるわけでもないが、かといってこちらから人間関係を構築しにいくかといえば、それはしない。

 

しかし社会人に入ってから、営業系の職種をあてがわれたこともあり、試行錯誤を繰り返しながら自分なりのスタイルを作ってきたし、挙げ句の果ては毎日何人もの「はじめまして」がある転職エージェントなんていう仕事に就いてしまった。

苦手意識があったからこそ、克服できて楽しくなってしまったし、そのスキルの伸び幅があるから、もともと人間関係に積極的だった人より一家言あると自負している。

 

その上で、なのだが、転職でも異動でも、新しい環境で構築する人間関係は、なかなか上手くいかないことは確かにある。

自分としては精一杯愛想よく、元気に、積極的に、と努力しても、上手く噛み合わない相手というのは存在する。

 

そうなると、新しい環境下のストレスと合わせ技で、何か自分に落ち度があるのではないかと凹んでしまうが、気にしてはいけないと思う。

小生も沢山の「はじめまして」を繰り返してきたが、ボチボチ顔を合わせる同僚であっても、こちらのことを受け入れてくれるのに1年くらいかかる人、というのは確実に存在する。

 

それも職種関係なく、営業なのに初対面の人とのハードルが高い人だっているのだ(お客様とは別のモードに切り替えるんじゃないかと推察する)。

この事実に気付いたのは、もう30代も後半に入っていたけれども、それ以来、人間関係の構築は焦らないことにしている。

 

なんせ人間「関係」なのだから、相手があって成り立つこと。

相手には相手のペースがあるのだから、自分のベストを尽くしたら、それ以上のことは期待しない。

 

そうすれば大体1年以内に何とかなるし、そういうものだと思えば、自分自身もストレスを抱えずに済むのだ。

むしろ、人と仲良くなるのに1年以上必要な相手の方が、人生を損しているような気がして、少し可哀想に思えてくるくらい。

 

なにかの役に立てば幸いである。

まぁ、ご参考ということで。