まずはリンク。
武器としての会計思考力 会社の数字をどのように戦略に活用するか?
- 作者: 矢部謙介
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2017/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スキル系、お金周りは好物なので、思わず手にとって読む。
先日は「ざっくりわかるファイナンス」をレビューしたが、今回は会計、英語でいえば「アカウンティング」の方である。
「ファイナンス」と「アカウンティング」の違いがよくわからないという人は、「ざっくりわかるファイナンス」の冒頭部分を読んでいただければよろしいかと。
ざっくり分かるファイナンス?経営センスを磨くための財務? (光文社新書)
- 作者: 石野雄一
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: Kindle版
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いわゆる財務分析のお話で、ただ財務の知識を教えてくれるだけでなく、どのように分析に使うのか、実務で通じる知識として「役に立つ」というところを目指したものである。
目指したところは実現されていると思うが、結局は一通りの会計系の知識がズラズラと出て来てしまうので、アレルギーがある人がすんなり読めるかというと、それなりに苦労するかもしれない。
とはいえ、誰でも知っている有名企業を引き合いに出しながら、戦略コンサルで使われるようなツールも援用しつつ、興味深い内容に仕上げている一冊だと思う。
個人的には、BSとPLを”縮尺図”に描いて並べてみる、というアプローチが新鮮だったので、ぜひやってみたいと思った次第。
会計知識を実務で使うには、本書一冊ではなかなか難しいかもしれないが、入り口としては十分な内容ではないか。
まぁ、ご参考ということで。