人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「楽しい場」を作れなければ上手くいかない

普通の仕事もそうだし、新規事業においてもそうだけれど、日々の業務の環境というのは、とても大事である。

上手くいくことばかりではないけれど、かといってそれで辛くなったり、必死じゃなければ生き延びられない「場」というのは、長く続くわけがない。

 

そんなの当たり前じゃないか、と皆思うだろうけど、じゃあ「あなたの職場や毎日の仕事は楽しいですか?」と聞かれて、イエスと答えられる人はどれくらいいるのだろう。

多分我々は、おかしいと思ってもだんだん慣れてしまう生き物なので、当たり前がわからなくなってしまうのだと思う。

 

「いやいや、仕事にはライスワーク(食うための仕事)とライフワークがあって、ライスワークの方は仕方がないんだ」とおっしゃっる向きもあるかもしれない。

でも、食うための仕事だから、嫌な思いをしなきゃいけないという必然性もないと思うんだよね。

 

だから、「気分の悪いことが続くけど、なんかおかしくないか?」と気づかなきゃいけないし、気づいたら何かを変えるタイミングなのだよ。

スティーブ・ジョブズの話みたいだけれど(笑)。

 

もう一つは、新規事業に取り組む人もそうだし、仕事の「場」を管理運営する人は、そこにいる人が「楽しい」と思える「場」を作らなければ、上手くいかないということだ。

「楽しい場」には、人が集う。

 

人が集えば、優秀な人も集まるし、成長のアイデアも、苦境の打開策もきっと生まれてくる。

集う人たちが、モチベーション高く居続けることができ、組織としての競争優位になる。

 

「楽しい場」といっても、もちろん甘やかすということでもないし、ましてや場の皆で飲みに行くことでもない。

そんなのは人事組織系の専門書に幾らでもあるので、そちらを参照いただくとして、いかに「楽しい場」を作れるか、というのは、もっと真剣に取り組まれて良いと考えている。

 

https://www.mag2.com/p/news/369534

こんな記事も読んだりして、これは子供のスポーツの話題だけれど、「苦しいのになんでやるの?」というイタリア人の指摘は、ほんとその通りだと思うよ、と。

 

まぁ、ご参考ということで。