人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「40歳からの仕事術」 読了

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40歳からの仕事術 (新潮新書)

40歳からの仕事術 (新潮新書)

 

 

随分前に購入して、ずっとそのままになっていた一冊を引っ張り出してきた。

40過ぎて一年以上経過するが、まだ間に合うかなぁという心境で読んでみた。

 

電機メーカーに勤める主人公が、転職して経営コンサルタントになった同期と、その同期にレクチャーを受けて外資系企業で活躍する同じく同期から学び、成長するというストーリー仕立てになっている。

主人公は45歳なので、小生の心配は全く問題なかった。

 

本書で伝えていることは、まさにタイトル通りであるし、内容も特に異論は無く、その通りだと思う。

ただ気になったのは、ここで書かれていることを読んで、「なるほど〜!」と感心する向きが、どれくらいいるのだろうか、ということ。

 

40歳過ぎて、このレベルで感心していたら、個人的にはちょっと心配。

「メディアの情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考えなければならない」とか、高校生レベルの話だと思うし、結果的に日本の会社がそんなサラリーマンを育成してしまっているのだとしたら、仕事術以前の大問題のような気がする。

 

小生が真っ当なサラリーマンではないので、感覚がおかしいのかもしれないが、タイトルと内容にご興味を持たれたのであれば、一度中身はチラッと読まれた方がいいかもしれない。

ノウハウも情報も、気軽に手に入る時代になってしまったから、14年前の内容が陳腐化してしまったのかもしれないけれど。

 

まぁ、ご参考ということで。