人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「治るという前提でがんになった」「我がおっぱいに未練なし」読了

リンクを貼る。

今回は2冊同時。

 

治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ

治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ

 
我がおっぱいに未練なし

我がおっぱいに未練なし

 

 

いずれもガン経験者(ガンサバイバーというそうな)による闘病記。

周囲に大病を煩われる方が増えており(これが歳をとるということか・・・)、これを機会に前々から読書リストに入れていた2冊を一気読みした次第。

 

色々センシティブなテーマなので、個人の感想を自由に述べることすら、はばかられる気がするのだが、二冊を読んで感じたこと、「へー」と思ったことを箇条書きすると、

・逃げることなく病と向き合い、能動的に情報収集すること

・医師には遠慮なく、ちゃんとコミュニケーションを取れば、しっかり答えてくれること

・化学療法の副作用は個人差があるが、小生の猛烈に酷い時の二日酔いとたぶん同じくらい(失礼)なので、心を強く持てれば多分耐えられそう

・でも、心を強く持てるのは、多分家族や友人などの支えがあるから

・5年生存率などの統計は、既に体の弱った高齢者等も含まれたもの

・医療費はそれほどかからないし、治療も思ったほど長くはない(あくまで主観)

といったところ。

 

二人の著者は共に子育て真っ最中にガンになってしまうのだが、自分の子供が大人になるまでは、なんとしてでも生き延びるという強い意志を持っていて、激しく共感するとともに、もはやピンチに陥ったヒーローが如何に逆転するかというストーリーに昇華していて清々しい。

2冊目にリンクを貼った川崎さんという人は、昔お世話になった方の知り合いでもあるし(直接の面識はない)、昔のベンチャー界隈では有名だったとおもうので、特に興味深く読ませていただいた。

 

本のタイトルからして若干不謹慎だが、乳ガンですらネタにしてしまうあたり、ついていけない人もいるかもしれないが、大いに救われるものがあるし、家族とのエピソードは闘病記という前提を忘れたとしても、心に迫るものがある。

女性の10人に1人は罹患すると言われるようだし、気になる年代の女性には、是非一読を勧めたい。

 

まぁ、ご参考ということで。