人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

バイアスは無意識だから本当に怖い

今日、こんな記事を目にした。

gigazine.net

 

相変わらず同社のロボットは凄いなと思うわけだけれども。

ところで、我々はこれを明らかにロボットと認識することができる。

 

では、「ロボット掃除機」と言われるルンバを、ロボットだと思っただろうか。

小生は「なるほどこれもロボットか・・・」という印象であった。

 

更に、昨今話題になっている業務効率化のキーワード「RPA」の”R”は”Robotic"の意味である。

ロボティック・プロセス・オートメーション - Wikipedia

 

もちろん、英語と日本語のニュアンスの問題があるのだが、RPAに至っては「プログラミングなんじゃないの?(これをロボットというのか・・・)」という感じである。

 以前読書メモとして上げた冨山さんも、著書の中で触れていたが、どうも我々は「ロボット」という言葉に「ドラえもん」とか「ガンダム」とかの、人型のイメージを投影しがちのようだ。

 

それは無意識のバイアスとなって、我々の思考や発想を縛るのだ。

RPAみたいなサービスは、比較的考えつきそうだが、それに”Robotic”という名前をつけるのは日本人には難しいような気がするし、ロボット掃除機を作ろうと考えたときに、ルンバの形状は出てこなかったんじゃないかと思う。

 

無意識なのだから、もちろんこの場で「他にも〇〇なバイアス」「■■なバイアス」がある、という形で例示することは難しいのだけれど、きっと我々は、思いもよらないバイアスを、間違いなくたくさん持っているのだ。

常にこの事実を頭に入れ、事業開発に向き合っていかねばならないなと、記事を読みながら改めて気を引き締めた次第。

 

まぁ、ご参考ということで。