新規事業企画で検証すべきことは何か。
物凄く簡単にいうと、ニーズのリアリティと組み立てのリアリティだと思う。
この二つを整理、峻別しながら検証を進めていくと、結構頭もスッキリするし、作業も進みやすい。
何を検証すべきかがごちゃごちゃしていると、混乱してシンドイものである。
で、ニーズのリアリティであるが、さらっと言ったものの、ターゲットもニーズも明快にしておかないと、「確かにある!」という検証にならず、リアリティが深まっていかない。
結局やることは顧客のインサイトに深く切り込むのみ。
組み立てのリアリティの方は、まず「本当に出来るんだっけ?」という問いに答えていくことが一つ。
これは純粋に検証するだけの話。
さらに、組み立てのリアリティには、事業を展開させるストーリーのリアリティがある。
大きくは、ニーズのリアリティが存在していることが、ストーリーのリアリティに説得力を持たせるのだが、事業に関わる利害関係者の立ち位置が見えていると、さらにそれは増していく。
もう一つ、組み立てのリアリティには、段取りのリアリティのようなものがある。
上記のストーリーを遂行していくために、どのタイミングで、どれくらいの資源を投下するか、という段取り(マイルストーンということもある)である。
事業上のリスクとか、気にする人は気にするが、先ずはニーズのリアリティと組み立てのリアリティがないと、話は始まらない。
案外単純なものである。
まぁ、ご参考ということで。