人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

昔話は昔話として

小生はかつて中学受験をし、中高一貫の男子校に通っていたことがある。

その学校も今や共学になり、隔世の感というか、遠い話になっていた今日この頃。

 

先日、ご近所の子息が中学受験をし、小生の母校を受けたものの、残念ながら、という出来事があった。

それをお聞きした時は、まぁ受験は水モノだし…などと思っていたのだが、昨日母校の情報を色々見ていてびっくりした。

 

マンモス校と言われていたのが、生徒数をかなり絞って精鋭化しており、中学受験の偏差値で小生が受験した当時から10は上がり、高校の進学実績も倍くらいになっていた。

小生の在学当時が「そこそこの進学校」とすれば、完全な「エリート校」というレベル。

 

いや、そりゃ普通受からんわ、である。

思えば在学当時、二代続けてその学校に通っている同級生がいたのだが、伝え聞くところによると、親の代は「関東の黒ボタン」と渾名される程のやんちゃな学校で、「今の子達はとても賢くなって…」というのが親からの印象だったそうである。

 

自分の子供といってもおかしくない年代の子たちが受験する今、まさに同じ状態になっていた。

いやほんと、「あんな学校も受からないなんてみっともない」なんてことを、危うく口走り、恥ずかしい思いをするところであった。

 

昔話は昔話。

過去を起点にしたり、自分の価値観で偉そうなことを述べるのではなく、常に謙虚に、冷静にものを考えたいものである。

 

まぁ、ご参考ということで。