今日、夜の時間帯に、あるクライアントのオフィスにお邪魔した。
フリーアドレスで、見渡す限りフラットなフロアに、19時現在しっかりと社員さんがお仕事をされていらっしゃる。
20時、21時のタイミングで、フロア全体の照明が落ちる。
自動で復旧するのか、どなたかがつけるのかはわからないが、また明るくなる。
おぉ、これが大企業かと思ったりしたのだが、最終的には22時完全消灯とのこと。
小生が失礼した21時過ぎの時点では、まだフロアに数人残っていらっしゃったが、その光景を見て、働き方を改革するといっても、結局は習慣を変えるということだから、まぁ時間はかかるよねと、妙に納得したのである。
フリーアドレスにするには、リモートワークと一緒で、ペーパーレス化とセットになる(そうしないと荷物が増え続けて動けなくなってしまう)。
遅くまで働く習慣に慣れきってしまったら、どうしても早く帰ること自体に違和感を感じてしまうので、早く帰ることを新たな習慣にしなければならない。
とはいえ、フリーアドレスにしたり、電気が消えたりするのは、やっぱり少しは意味があると思うのだ。
それは職場でその環境をご一緒して本当に思ったし、定時前に「ロッキーのテーマ」を流してラストスパートを促し、残業を減らした会社もある。
問題は、それに適応する習慣の変化に、時間がかかるということだけ。
思えば昔、「三日 三月 三年」という言葉を親から教わったものである。
三日できることは三ヶ月継続でき、三ヶ月継続できることは三年継続でき、それに伴って成長することが出来る、という大意である(最近は転職を考えるタイミングとして引き合いに出されるらしいが)。
「働き方改革」が騒がれだしたのも、去年の話で、たかだか一年。
長い目で見た取り組みを経て、きっと働きやすい環境にシフトしていくことと思う。
まぁ、ご参考ということで。