今日、Apple Storeで実際にあった、やたら元気な店員のにぃちゃんとの会話。
小生が同社のイヤホンを付けていることを受けての流れである。
「お客様、何か有料音楽配信のサービス、使われてますか?」
「使ってるよ。Spotifyのプレミアム。ごめんね、Apple Musicじゃなくて〜」
「いえいえ、いいんです、全然。僕も仕事柄、一通りの音楽配信サービスは使ってるんですが、なんでSpotifyにされたんですか?」
「この間、Google Homeを買ったのよ。またApple 製品じゃなくてごめんね。で、そこに接続するサービスとして、Spotifyにしたの。Google playイケテナイし。更に、音声で検索するじゃない?そうなると、プレミアムじゃないと、色々不便なのよ。まんまと思う壺にはまったね。」
「ほー!ほー!そういうことがあるんですねー!!すごい勉強になります!!!」
「そんでもって、iTunesのアプリに、ナイキのランニングアプリがあるでしょ?あれはSpotifyのプレミアムと連携して、プレイリストを提供してくれる機能があるわけ。そうすると、いろんな場面で使えるから、まぁ当分プレミアムはやめないよね〜。」
「なるほど〜、サービスや体験がつながっているってことですね〜。出遅れちゃいましたね〜。」
「そうそう、そうなのよ〜。」
ってな感じ。
顧客体験を変え、それと同時に課金のモデルも作りあげてきたのが、Appleのこの10年の躍進だったはず。
同じ規模で展開するかはわからないが、いま別のプレイヤーが同じ事を仕掛けようとしている。
正に「イノベーションのジレンマ」だよね、と。
まぁ、ご参考ということで。