人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

イノベーションは思いもよらない方向から

本日、ある勉強会に参加して、こんなことがあるのだなと感心した話。

国土交通省による「健康医療福祉」に関する取り組みについてである。

 

厚生労働省ではない。

「あの」国土交通省である。

 

内容としては、改めてコンパクトシティ関連の話なのだが、単純に一箇所に寄せようとするのではなく、人口密度にフォーカスしていて、一定の人口密度が確保されないと、そもそも商業が成り立たないので、地域の拠点が失われるというのが一つ。

 

地域の拠点が失われると、住民は外出しなくなり、歩かなくもなるので、病気になりやすくなる。

コンパクト化していれば訪問医療・介護の運営も当然楽になるし、行政コストも下がる。

 

なので、予防医療、疫学的な観点と、ストック活用、民間活用を絡めた方法論で、都市の再設計を図っているのだそうである。

これは厚生労働省をウォッチしていた立場からは思いもよらない観点で、説明を聞けば大したことないと思われるかもしれないが、正直「へー!」であった。

 

社会課題の解決には、いろんなアプローチがあるものだと、心から感心したし、柔軟な発想は常に意識しておきたいものだと再認識した次第。

まぁ、ご参考ということで。