正社員の求人倍率が統計を取り始めて初めて一倍を超えたそうである。
http://www.nikkei.com/article/DGXLAS0040001_Y7A720C1000000/
一人一件の以上の正社員の求人があるということだが、もちろん誰でもある訳ではない。
あったとしても、いい求人な訳でもない。
しかし、「統計を取り始めて初めて」という意味合いは、日本が構造的に労働力不足が深刻化しているという証左。
故に、当面個人にとっては選択肢が多く、何かと有利な期間が続くということである。
しかしその先にあるのは、人手不足で存続できない企業が続出し、社会の衰退が進行するとまた、人余りの時期が来るということ。
それを視野に入れると、選択肢が多い時期にどんな決断をしたかは、後々効いてくると思うので、やはり安直な判断は禁物だと思う。
景気のいい時に浮ついた判断をしないというのは、一つの信用にもなるし、それを踏まえて「機を見るに敏」という決断ができれば、その先がどうであっても、必ず評価されるものだ。
逆に、何となく流行り物に乗っかってしまったり、その延長で転職を重ねてしまうと、勿体無いキャリアになってしまう。
いい環境の時こそ、個人の在り方が試されているものだと思う。
まぁ、ご参考ということで。