人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

あるべき姿を語るだけでは解決にならない

コンサルタント」などという肩書きを背負って商売をしていて、常々自省しているのが、「あるべき姿を語るだけになっていないか」ということ。

もちろん、「あるべき姿を語る」ことは、決して忘れてはいけないし、現実に妥協して理想像を下方修正するのは、現に慎みたい。

 

しかし、我々がご相談いただくようなケースというのは、ほとんどの場合「あるべき姿」というのは見えていることが多い。

わかっているけど出来ていない、そこにご相談の本質がある。

 

なのに、「コンサルタント」を名乗る方々の中には、「こうあるべき」とだけ語って反論を寄せ付けないタイプの人もいる。

語られた側は、「やっぱりそうですよね…。」と言って退散するしかない。

 

わかっているけど出来ていない。

その状況を同じ目線で理解し、他社の事例も援用しながら、なんとか実現可能なプランを提示して行く。

 

そしてその実現可能なプランは、繰り返しになるが、現実に妥協するということでは無いようにしなければならない。

「あるべき姿」に近づかないのであれば、取り組む意味はないし、近づかない「実現可能なプラン」というのは、厳密には「実現」していないのだし。

 

ちょっと抽象的な話で恐縮だが、自らの戒めのためにも、語っておきたい。

まぁ、ご参考ということで。