タイトルでいきなり「なんじゃそりゃ」かもしれない。
相田みつをの有名な作品なのだが。
仕事の(人生の?)場面場面で、まぁまぁ大変な状況というのはあるのだけれど、実行不可能なところにチャレンジせざるを得ないということは、実は滅多にないのだと思う。
そんなのがやたらにあったら、もはや仕事とは言い難いわけで。
ということは、仕事で達成できなかったということは、たいていの場合、「やれなかった」のではなく、「やらなかった」だけなんだよね。
もちろん、間違った行動を指示されて「やらなかった」のは責められるべきではないし、「やらなかった」状況に陥ってしまった環境そのものに問題が潜んでいることだって、よくあると思っている。
とはいえ、イチ担当者としては、プロである以上、「やれなかった」のか、「やらなかった」のかは、常に問われているのだと思う。
かつて小生が人材紹介の駆け出しコンサルタントだった時に、当時の社長が「昔は毎日登録された人材の情報を、覚えるまでレジュメを読み込んだもの」という話を聞き、毎朝一時間早く出社し、最新の300人分の情報を、一生懸命暗記していたことがある。
その習慣が、当時の小生の業績を支えていたのだが、周囲の同僚は「すごいね」というだけで、真似する人間は一人も居なかった。
当時の小生は、みんな真似したらどうしようと心配していたが…。
一時間早く出社して、書類を見るだけの話であり、全く不可能ではない。
やってみれば極めて簡単なのだが、要は、やるか、やらないか、だけ。
ちょっとシビアな言い方だけれど、そういうものではないだろうか。
「やらなかった やれなかった どっちかな」
まぁ、ご参考ということで。