人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人事異動の季節ですね(今更)

今更だが、春は人事異動の季節。

小生の周りでも、大企業の方は異動のご案内をいただいたりしている。

 

小生も大企業勤めの時分は、異動の季節になるとソワソワしたものだ。

今の勤務状況に特段不満があるわけでは無いものの、新しい環境・新しい仕事に巡り会えるチャンスかも、と思って、「異動出ろ出ろ」と毎度念じていた。

 

他の同僚達の「ソワソワ」感も、小生同様に新しい環境を願うことから来るものだと、勝手に思っていたのだが、どうだろう?

皆が皆、新しい環境を望むわけではないのかなぁ、と思ったりして、違う心情の人たちも居るのだろうか…。

 

それはともかく、もし異動ということになれば、せっかくの機会なので、いろいろ見直したいものである。

それまでの仕事を振り返り、良くないところは改善し、良いところは伸ばす。

 

これを機会に、余計な仕事や役に立たないプロセス、思考回路は捨てる。

それも容赦無く捨てる。

 

捨ててスペースを空けなければ、新しいインプットは入ってこない、とばかりに捨てる。

経験上、新しい環境で良いスタートを切るためには、上手に「捨てる」ことがコツではないかと考えている。

 

特に、覚えめでたく、立場が上がった人なんかは、とても大事だろう。

役割そのものがガラリと変わるはずなので。

 

余談だが、神道由来の「禊(みそぎ)」という言葉は、おっさんの世界でも「仕切り直す」的なニュアンスで語られるのだが「身を削ぐ(そぐ)」というところから来ているのだそうだ。

世俗の垢を、修行で削ぎ落とすというのが「禊」の由来のようである(と、師匠から聞いた)。

 

というわけで、異動の季節、こびりついた垢を捨てて、新たな環境に臨まれるのがよろしいのでは?

まぁ、ご参考ということで。