表題は著名な経営者の富山和彦氏(産業再生機構等歴任)が仰っていたことである。
今日たまたま、そんな経営危機についての話になり、思い出した次第。
小生は大企業を経て、小さな会社に転身をした。
はじめのうちはあり得ないくらい順調だったが、ある事件を境に、会社は猛烈な逆風にさらされることになる。
「すわ、修羅場」と覚悟を決めていた小生は、あっさり肩透かしを食うことになる。
そう、危機的な会社ほど、危機感がないのだ。
頑張らなければ潰れるという局面にあってすら、ほとんどの社員が、様子を見ているもの。
そこをただ、一人暑苦しく動いたところで、誰もついて来ず、結局収拾がつかないところまで行ってしまう。
自分が本気になって騒ぐほど、何一つ動かない社員のリアクションとギャップが開き、最終的に愕然とする結果をもたらす。
なので、あまり焦らず、コツコツと変化を起こして行くしかないのだ。
これは経験したことがある人にしか、中々理解してもらえないと思うのだが。
まぁ、ご参考ということで。