新規事業構築や、転職、就職相談、そして営業系全般に重要なスキルが、インタビューである。
にもかかわらず、人によって上手い下手が激しいのも確かである。
世界的に有名なコンサルティングファームでも、コンサルタントごとの上手い下手の個人差が出てしまうらしい。
そんなに賢い人たちでも、一様にレベルが上げられない類のスキルというのは、大抵「落とし穴」があるのだと思う。
最大の落とし穴は、こちら側が聞きたいと思っていることを、ダイレクトに聞いてしまうことではないだろうか。
「そのためにインタビューしているんだから、聞くのは当たり前ではないか!」と思われるかもしれない。
しかし、例えばだが、異性に対して、「自分は魅力的か?」と質問して、有為なフィードバックが得られるだろうか?
相手がいい人であれば、「魅力的だ」と答えてくれるかもしれないが、ではお付き合いが始まるかというと、それはまた別の話であるはずだ。
想定顧客にビジネスプランを直接披露して、ポジティブなフィードバックがあっても、実際に買ってくれる訳ではないのだ。
では、どう聞くべきか?
異性の例えに戻れば、「貴方はどのような異性を魅力的だと感じるか?」だろう。
つまり、「自分の考えを聞く」のではなく、「相手を知る」、そのための質問をぶつけるのが良いと思っている。
殆どの人が、どうしても自分の考えのフィードバックが欲しくて、ストレートに聞いてしまうという落とし穴にはまる。
そしてその落とし穴の次は、もう一つ落とし穴がある。
続きはまた明日。
まぁ、ご参考ということで。