人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

何をやるか、ではなく、何をやらないか

世の中結構「捨てられない」人というのは多い。

仕事においてもそうだ。

 

「これをやろう」と決めることは、それこそ毎日だって出来るが、「これはやらない」という風に割り切るのは、結構難しい。

何故ならば、やらないことを決めると、誰かからのお願いを断ってしまうことになるし、それはその誰かとの人間関係に影響するかもしれないし、収入だって減ってしまうかもしれないからだ。

 

しかし、それが嫌でなんでも受けていると、仕事は際限なく増えていく。

収入や人間関係が広がる可能性はあるものの、それはあくまでも短期的なものでしかないと思う。

 

なんでも受けていると、結局仕事のボリュームが増え続け、納期やクオリティに支障をきたすリスクが上がる。

専門分野を定めないから、深くならず、沢山こなしているわりにソリューションの質が上がらない(こなす為にアウトソースなんかしたら、余計上がらない)。

 

そして一番怖いのは、なんでも受けてくれる人というのは、ある種「都合のいい人」「言うことを聞く人」なので、絶対にビジネスパートナーのような、対等もしくは共同の立ち位置にはなれないと思っている。

逆に、「下請け」の地位から脱したいのであれば、目先は苦しくても、得意分野を定めるべく、「やらないこと」をどんどん決めていけば良いのだと思う。

 

わかってもらえるかなぁ。

まぁ、ご参考ということで。