人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

美味いか不味いか

ビジネスの場面で、考えを述べたり、アイデアを披露したり、ということはよくあると思う。

そんな時に、述べた意見やアイデアをケチョンケチョンに批判されたりというのは、小生自身の経験としても、他のシーンでも、良く見てきた。

 

クライアントには、そのような思いをしてもらいたくないので、コンサルタントとしてあれこれ考えているわけだけれども。

「ケチョンケチョン」を避けるために、色々な方法論はあると思うのだが、気をつけているのは、「美味いか不味いか」というレベルの議論にならないようにしよう、ということ。

 

ラーメン一つとっても、色々な人が、「美味い」といったり、「不味い」と言ったりする。

そういう状況下で、味だけで万人を唸らせるのは、ほぼ不可能だ。

 

なので、意見やアイデアも同様に、純粋にその面白さだけで勝負するのは、かなり難易度が高い。

そうではなくて、その意見の背景にあるコンセプトやプロセス(コンテクスト)が大事なので、そこをきっちり伝えていきたい。

 

ラーメンで言えば、どのような立地で、どのようなターゲットに対して、どのような商品を提供するのか。

その議論無くして、単純な一杯のラーメンの「美味いか不味いか」だけの会話をしても、意味はあるまい。

 

議論の中で、「美味いか不味いか」の話になっていないか、なっているとしたらどうやってコンセプトの話に戻していくか、よくよくコントロールしていきたい。

まぁ、ご参考ということで。