人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

スキルアップについて

今日はこの記事が面白かった。

http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/column/15/040200001/120100041/

 

端的に言えば筋トレの話である。

特定のトレーニングを積み重ねていった場合、実は筋肉が増えていることはあまりなく、①そのトレーニングが上手くなった事によるパフォーマンス増、②慣れたことで心理的なリミッターが外れる効果、③僅かながらの筋力増加、によって、成果が向上するそうである。

 

実際にトレーニングを継続している実感としても、まさにその通りだと思う。

一方、それを知って、仕事における成長も同じではないかと感じた。

 

漠然と「スキルアップ」という言葉で、個人の努力なり、人材育成なりが取り組まれることが多いけれど、純然と個人の地力を向上させるのは、実際のところは難しいような気がする。

寧ろ、特定の職務を通じて、実務に関するパフォーマンスを上げ、慣れさせることで心理的なパフォーマンスも上げ、結果的に地力が上がる、というのが正しいアプローチではないだろうか。

 

座学の重要性を否定するつもりはないが、OJTなり実戦経験の重要性を支持する声が根強いのも、こういった経験則があるからかもしれない。

スキルアップを考える際の参考になれば幸いである。

 

まぁ、ご参考ということで。