どんなキャリアとは、詳しくは申し上げられないが、小生のような立場でも、若くして物凄く成功した人に、時々出会うことがある。
そういった方々でも、次のキャリアを模索していらっしゃることがあるのだが、そのお手伝いはなかなか簡単では無い。
優秀であることに間違いはないのだが、若くして引退するには、日本の商慣習というのは報いる給料が一桁足りない。
それまで数千万円の報酬を受け取っていたとしても、たかだか数年で生涯賃金を稼げるほどの額ではないので、働き続けなければならないのは、我々一介の会社員と変わらない。
一方、就職しようとすると、今度は明らかに能力が組織の平均値とかけ離れてしまうため、居場所を作ることが難しくなってしまう。
社長以上の経験を積んでいるのに、年齢が何十歳も若かったりするのだ。
そりゃあ、既存の組織に当てはめようとすると、無理がある。
かくして、羨ましい程華々しいキャリアの人でも、日本の転職市場ですんなりいかない構造が存在する。
まぁ、ご参考ということで。