人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

組織を動かすには

小生は子供の頃、タミヤの工作セットの類が好きで。

特にモーターと歯車で何かやるとか、そういうのにハマっていた(遊星ギヤセットとか、超憧れである)。

 

もちろん例外なくミニ四駆にも突っ込んでいた口である。

さて、物理法則の原理原則として、エネルギー量は変化しないので、小さな歯車が大きな歯車を動かすには、小さな歯車はとにかく回転しなければならない。

 

そうすると、おおきな歯車は、ゆっくりと動き出すのだが、その代わりトルクが出る。

つまり、回転数で力を生むのである。

 

既にお分かりいただけていると思う。

古今東西、大きな組織を動かすには、起点の人間はとにかく回転数が必要だ。

 

経験上どんな会社でも、「何でこんなに?」というくらい、回転数が必要。

そして例外なく、「何でこんなに遅いんだ?」というくらい遅い。

 

しかしこれは、歯車と同じだ。

大きな組織を動かすには、それだけのものが求められるし、大きいが故に動きは遅くなってしまう。

 

だが一方で、大きな組織が動き出した時のトルクというのは、本人の想像を超えるレベルであることが多い。

動き出してしまうと、逆に起点の人間が高速回転を強いられるレベル。

 

なので、組織を動かしたいという人は、例え徒労感が襲っても、諦めずにグルグル回り続けて欲しいと思うのだ。

まぁ、ご参考ということで。