人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

会社で一番詳しい人間になる

新規事業関連のお仕事をしていて、起案者の人が信任を得て、会社を動かす側に変わる瞬間に立ち会うことが、良くある。

「その瞬間」と感じているのが、起案者の人が、明らかにその事業分野、カスタマーインサイト、業界慣習を知り尽くしていて、会社のトップ以下、みんな「へ~、そうなんだ〜」と納得してしまっているシーンである。

 

もちろん起案者の理解も間違っている可能性がないわけではないのだが、そういう状況にまで至ると、事業化のスピードは格段に上がっていく。

そう、アイデアをあれこれいじったり、根回ししたり、色々お作法はあるのだが、進めたい仕事の分野について、会社の中で一番詳しくなることが、仕事をすすめる上で、最も簡単な方法なんじゃないかと思う。

 

殆どの人が、紆余曲折や施行錯誤を経て、「結果的に」一番詳しくなることが多いような気がしているが、一番詳しくなることから始めてみると、色々進みが良くなるような気がするので、今度実際にやってみたいと思う。

まぁ、ご参考ということで。