人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

苦手を克服すると、特技になる

誰しも苦手なことはある。
しかし、それが仕事上の役割として巡ってきた時は、そう簡単に逃げるわけには行かない。

で、いやいや逃げ腰で取り組んでも、上手く行くわけはなくて、余計苦しい思いをする。
結局は正面から克服する以外に道がなかったりするものだ。

さて、例えば、人見知りだと思っている人、対人関係に苦手意識がある人が、新規開拓の営業職に配置換えされてしまったとする。
そういう人がそれを克服すべく努力をしたらどうなるか?

苦手だから、コミュニケーションや営業スキル系の事を一生懸命勉強する。
そして、その手のノウハウは苦手じゃない普通の人向けかもしれないから、自分なりに工夫を凝らす。

更に、経験や学びを通じて人並みのパフォーマンスが出せるようになったとしても、出発点に苦手意識があるから、レベルを上げる努力を怠らない。
ということで、「ただなんとなく向いてそうだから」というだけで営業職に就いた人間を、気が付いたら凌駕することが出来るようになる。

そして、「ただなんとなく」の人間との最大の違いは、身につけたスキルを教えることができるということだ。
自らの意志で努力し、成長した人間は、そこが強い。

画して、苦手を克服すると、特技になるのである。
まぁ、ご参考ということで。