人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

仕事よりプライベート

散々転職やらなんやらの記事を書いておいて恐縮なのだが、人間が生きていく上では、仕事というのは手段であって、本来目的ではないはずだ。
自分自身、ワーカホリックな方だと思うし、仕事は本当に大事だと思っているが、それを上回るプライベートを持てるか、というのは人生での大きなテーマだと考えている。

 

以前も書いたと思うが、過去お会いした55歳の方が、「これまで家庭を顧みずに仕事一筋だったので、あと5年、目一杯働いたあと、妻に尽くしたい」とおっしゃったので、「それで奥さんは良いのか、確認した方がいいですよ」と言って引き取っていただいたことがある。
かつてと違って、現役世代の老後というのは、とてつもなく長くなり、それでいて仕事上のオポチュニティは、どんどん減りつつある。

 

そんな中で、仕事一筋で生きていくというのは、とてつもなく長い老後を、不幸にしてしまうリスクがある。
特に家庭生活というのは、ベーシックな人間関係であるがゆえに、ほったらかしで仕事に集中してしまっても、なんとかなると思いがち。

 

常々申し上げていることだが、営業での顧客リレーションがそうであるように、メンテナンス無しに維持できる人間関係など存在しない。
そして、長年メンテナンスしなかった人間関係を再構築するのは、相当ハードルが高い(仕事で経験があるならお分かりいただけると思う)。

 

と、言うことで、幸せな人生を歩みたければ、仕事での最上位顧客よりも、更に親密なリレーションを、身近な家族と築く努力をしたほうがいいと思う。
仕事は100点、プライベートは120点の心持ちで。

 

まぁ、ご参考ということで。