人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

真理にバリエーションは多くない。

今ちょっと思うところがあって、内田和成氏の「論点思考」という本を読んでいる。
ボストンコンサルティンググループコンサルタントを長く勤められた方で、本の大意は「問題解決も大事だが、問題設定を誤ると話にならない」というものである。

当ブログで同種のことを書いたことがあって、「なんだなんだ」BCGのコンサルが書いているならきっとさらに洗練されたメソッドがあるのでは、と読んでいる(9割がた読んだところでは、メソッドがあるというより、経験を積むしかないような印象だが…)。
小生が以前から考えているところと、大意のところも重なっているのだが、ほかにも先日書いたばかりの「二つ上の視点を持て」ということも、ほぼ同じ趣旨で言及してあった。

さらに、書いたのは少し前だが、「同じ風呂に入れ」というのも書いたのだが、BCGでは「相手の靴を履け」という言い方をするらしい。
単純に「へー」であるが、経験則というのは意外とバリエーションが多くないものだなと、つくづく思った次第(自分がBCG並みだといいたいわけではない)。

そして、求めているときには、求めているものがアンテナに引っかかってくるものだなとも感じる。
この本に書いていなかったことだと、「ネガティブ情報は酒を注ぐように」という、昔使えた社長から伝授された必殺技があるのだが、それはまた機会を改めて。

まぁ、ご参考ということで。