人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

長期的に優秀な人材のニーズは高まっていく

昨日から2017年入社の新卒採用がスタートしている。
概ね2016年より、有効求人倍率は高くなる見通しだそうである。

長期トレンドとして、新卒の求人数自体は増え続けていて、その割に就職活動が大変なのは、「大学生」も増え続けているからに過ぎない。
そう、優秀な学生を求める動きは加熱している。

私見だが、そうはいってもまだまだ右肩上がりの絵を描けた頃は、そこそこの学生を採用して、事業経験を通じて成長させれば良い、という感覚が企業側にあったのが、閉塞感がいや増す中、イノベーションを起こせる能力を持った学生が最初から欲しい、という空気があるような気がする。
転職市場も同じで、「失われた」期間が長くなれば成る程、市場から成功体験を持った人材は減っていき(だから小生はインキュベーションなんて始めたのだが)、ますます優秀な人材は貴重になっているのに、にもかかわらずますます優秀な人材を求めるトレンドになっていくのではないか。

もちろん、労働人口は減り続けているのだから、長期の売り手市場であろうとは思うが、多くの機会に恵まれる人材は、限定的になっていくのではないか、という懸念を持っている。
まぁ、腕を磨き込んでいる人にとっては、いくらでも選択肢がある世の中になる、ともいえるのだろうけれど。

まぁ、ご参考ということで。