人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

テーブルの向こう側への転職

タイトルは小生が勝手に名付けた用語である。
転職のパターンの一つに、ビジネスで向き合っている相手の側(=テーブルの向こう側)への転職というのがある。

戦略コンサルがクライアントの経営企画部門へ、広告代理店の人間がクライアントのマーケティング部門へ、商社の人間がメーカーの調達部門へ、システム開発の人間がクライアントの社内システム部門へ、そして、転職エージェントがクライアントの人事へ。
これだけ並べ立てると、よくある事例のように思われるかもしれないが、実はこのパターンは結構難しい。

日々テーブルを挟んで、同じテーマを延々議論しているから、「近しい」ように感じてしまうが、向き合っているわけだから、文字通り立場は180度違う。
そしてその場の議論以外に、社内政治や、当該業務以外の業務が裏側に山ほど存在するのが実際だ。

なので、テーブルの向こう側への転職で成功したパターンというのは、余程特筆すべき力を持った人か、まだまだ若くてポテンシャルを評価してもらえる年代に限られるような気がしている。
身近に見える転職でも、案外ハードルは高いものである。

まぁ、ご参考ということで。