人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

モチベーションの源泉を知る

「やりがい」「働きがい」というのは、曖昧ではあるものの、とても需要な話である。
何故ならほとんどの転職希望者が、仕事上のモチベーションが満たされないがゆえに、転職を考える様になるからである。

仕事のモチベーションについては、類書が山の様にあるけれど、小生がこれまでの経験上、転職希望者からよく聞くのは、こんな感じである。

・達成感
困難を克服する、目標を達成する、ライバルに勝つ、良い給料が欲しい、その手の話。
ある意味わかりやすいが、このモチベーションで動く人は意外と少ない。

・自己承認
「誰かの役に立っている」という実感。
これもわかりやすいし、特にバックオフィス系、コンサルティング系の人に多い様な気がする。

・成長実感
自分の能力が拡張している実感や、業務経験が自分にとって意味あるものであると感じられることを重視するスタンス。
気持ちの若さを表しているかもしれない。

・安定、安心
未来は不確実にもかかわらず、現状が大きく不安定なため、安定を求めたい心情。
それを求めて転職しても、安定が求められるかどうかは、現実的にはなんとも言えない(転職自体が不確実だからである)。

・逃避
現状がさらに酷いため、とにかく変えたい、という気持ちである。
置かれている状況が厳しいため、転職によって満足される確率は高いが、長期的には、新たなモチベーションを見出した方が、ハッピーになれると思う。

さぁ、どうだろうか?
ご自身の特性を整理されると、転職で求めるものが見えてくると思う。

まぁ、ご参考までに。