人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

本当にやりたい事を大事にする。

昨日のエントリーで、新しい業界に飛び込むのは、年齢と裏返しの「残り期間」で判断が分かれる、という表現をした。
職業人生において、20代、30代、40代、50代それぞれで期待される役割や、出来ることというのは、全然違う。

会社員をやっていると、一つの仕事の区切りが、3年から5年くらいでやってくることが多いと思うが、40年近い職業人生の中での3年なんていうのは、とても短いことのように思える。
しかし、20代、30代などの、各年代で役割や出来ることが異なることを考えると、一つの仕事に集中的に関わる3年間は、40年の中の3年ではなく、その年代10年間の中の3年として評価される話だと思う。

そういう意味では、新たに取り組むことになったミッションというのは、その前後10年代の帰趨を決する勝負なのであって、なんとなく流してよい職務など一つも無いのだ。
いま、小生が主たる業務で取り組んでいる職務の中で、新規事業の支援というのがあるのだが、その新規事業の起案者の方々は、始めた以上最低3年くらいは、新規事業の立ち上げに従事することになる。

その3年間というのは、その人が30代であれば、30代の仕事の勝負を決めるものであり、大成功するとしても、大失敗するとしても、その振れ幅が大きければ大きいほど、職業人生最大の出来事になる可能性が高い。
それくらい、目の前の仕事の意味というのは、重要なのだ。

で、あるならば、目の前の仕事こそ、本当にやりたいことに集中すべきだと、常日頃思っている。
もちろん修業期間も必要だろうし、時として人生には遠回りもあると思うが、目の前の一瞬一瞬が、それくらい重要なことである以上、周りに流されるようなことなく、自分が本当にやりたいと信じられることをするべきなのだ。

特に新規事業を立ち上げようとする人ならば尚のこと、周りの意見に流されることなく、自分が正しいと信じたい世界の実現にチャレンジした方が良い。
「 あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。」byスティーブ・ジョブズ

まぁ、ご参考ということで。